はじめに
コミューンで技術広報を担当しているあらです。 本記事では3月25日(火)に株式会社IVRy(以下、IVRy)のオフィスで開催されたイベント『コミュニケーションデータを扱うSaaS企業が切り拓く、新たなビジネス機会』の様子をレポートします。
イベント概要
今回のイベントはコミューンとIVRyが合同で主催。さらにゲストとしてSansan株式会社(以下、Sansan)の金髙さんにもご登壇いただき、コミュニケーションデータを扱う企業の取り組みや知見、そしてデータアナリスト・アナリティクスエンジニアのキャリアなど幅広いテーマでLT発表とパネルディスカッションを実施しました。
当日のタイムテーブル
会場の様子
20名近くの方が現地参加。同時にオンライン配信でも多くの方に参加いただけました!
コミューンとIVRyの簡単な会社説明の後、IVRyの大曽根さんの音頭で乾杯。(オンライン参加のみなさんもご一緒に!)
コミューンの発表の紹介
※本記事では弊社発表を中心にレポートさせていただきます。
コミューン データチームマネージャー
前側 将
『コミューンデータの魅力&仕事の魅力』
LTの最初は、コミューン データチームマネージャーの前側(@willanalysts)さんが登壇。
今回はCommuneのデータの魅力と業務にフォーカスし、発表をしました。
【Communeのデータの魅力】
- toBやtoC、業種関係なく様々な企業に導入いただいているため、データの種類が多種多様
- コミュニティデータを通して「人と人とのつながり」を分析できる
=日本中にあるブランドコミュニティのデータ分析は楽しく・飽きがない
【コミューンデータチームの仕事の魅力】
- データ組織がプロダクトに直接貢献している
- 真のデータの民主化を目指している
コミューンでは、データ組織がプロダクトに直接貢献することを意識しながら日々の業務に取り組んでいます。
例えばデータアナリストは分析だけではなく、プロダクトの機能を企画〜開発まで担当。これは他社ではなかなかできない貴重な経験です。
そして、生成AIが台頭したことで、データの可視化が簡単になることで、データ職種以外の誰しもがデータを学び、活用できる「真のデータの民主化」の実現を目指す。これらがコミューンのデータ組織で働く魅力であると、紹介しました。
コミューン データアナリスト
田辺 ひかり
『アナリストが機能開発までやってみた話』
コミューン2人目は、データアナリストとして活躍する田辺(@Be13ebe)さんの登壇。
前側さんがお話されたプロダクトへの直接貢献において、データアナリストが実際に機能開発までを担当した話をしました。
Commune内にて、クライアント様向けに分析ダッシュボードや生成AIアプリのβ版を提供する「Community Data Lab」。その中で提供される各種機能をデータチームのメンバーが企画から開発まで一気通貫で担当しています。
【データアナリストが機能開発を実施する目的】
- データ機能のアウトプットを早めたい
- データチームが独立して開発することで、スピーディーにリリースが可能に。
- PdMやエンジニアを介さないことで、開発ロードマップを阻害しない。
- β版としてリリースできる
- 本機能としてリリースする前にクライアント様からのフィードバックを回収できる
- フィードバックをもとに素早い改修が可能に。
【データアナリストが機能開発するメリット】
- データアナリストならではのスキルを最大限に活かせる
- 個人スキルを磨くことができる
自身が経験した内容をもとにそこから得られた学び紹介しました。
他社発表の紹介
Sansan・IVRyの発表の様子もご紹介させていただきます。
発表内容の詳細は、掲載URL先をご覧ください。
ゲスト登壇:Sansan 金髙 右京さん
『社内のデータ分析・抽出依頼への対応時間を80%削減した話』
今回、ゲスト登壇してくださったSansanの金髙さん。
IVRy 和田 悠佑さん
『ホリゾンタル SaaS におけるデータ分析の価値』
IVRy1人目は、アナリティクスエンジニアの和田さん。
IVRy 田原 芳郎さん
『業務ユーザーに対する データ整備の価値の伝え方』
2人目は同じく、アナリティクスエンジニアの田原さん。
IVRy 水上 悠太さん
『非構造化データに必要な"ビジネスの構造化”』
3人目、最後はIVRyのAnalytics事業の責任者の水上さん。
登壇された皆さん、お疲れ様でした。
パネルディスカッションを開催
LT後は、オフライン限定コンテンツでコミューンとIVRyの2社でデータ職種のキャリアに関するパネルディスカッションを開催しました。
パネルディスカッションの登壇者は、コミューンから田辺さん、IVRyからは水上さん、Sansanからは金髙さんが登壇。パネラーはIVRy大曽根さんです。
今回のパネルディスカッションでは2つの質問がありました。
- 「自分のキャリアも含めてLLMの登場で今後のデータ分析者のキャリアはどうなる?」
- 「LLMの登場でデータ分析はどう変わる?」
LLMの登場にフォーカスした質問。
各々のキャリアキャリアにおける考えや、各社の事例などを交えて三者三様の回答をされていました。
懇親会
パネルディスカッション後、オフライン会場では1時間の懇親会が開催。
データアナリスト・アナリティクスエンジニアを対象にしたイベントでしたが、他にも機械学習エンジニアやデータエンジニアの方も参加し、データに関わる方々が揃い。発表内容に関する質問やデータに関する情報交換が行われました。
さいごに
今回、登壇した前側さんと田辺さんからコメントをいただいたので紹介します。
前側さん
貴重な機会をいただきありがとうございました!
みなさん分析するだけではなく、生成AI活用、データプロダクト作り、メタデータの構築など多方面に活躍されていました。
新時代のデータアナリスト達と交流できて非常に楽しい時間でした!
田辺さん
SaaSに関わるデータ職種の方々の話を聞くことができ、ぼんやり抱えていた課題感をうまく言語化してもらうことができました。
参加を経て解像度が一段上がり、非常に有意義な時間でした!
近い環境で似たような挑戦をしている方々がいることがわかり、心強い気持ちです。
コミューンでは一緒に働く仲間を募集しています。 少しでもコミューンの開発組織や環境に興味がある方はカジュアル面談でお話ができますと幸いです。